新川アイドルプロジェクトのメンバーが新川地域のキーパーソンに突撃インタビュー取材をする企画。第5回目は宇奈月温泉の女将でつくる「かたかご会」のメンバーであり、ホテル黒部の女将を務める中島さんに、かたかご会の活動や宇奈月温泉開湯100周年事業を記念して制作された日本酒のことなどについてインタビュー!
かたかご会のメンバー、ホテル黒部の女将・中島ルミ子さんにインタビュー。
宇奈月温泉
ホテル黒部 女将 中島ルミ子さん
1970年9月13日生まれ、氷見市出身。2000年とやま国体総合司会、FMとやまパーソナリティなどの司会業を経て2000年にホテル黒部に嫁ぎ、2018年から女将となる。公益財団法人黒部市国際文化センター理事。趣味は人とお話をすること。3人の男の子の母。
かたかご会は宇奈月温泉街にある8つの温泉旅館の女将たちが宇奈月温泉の魅力を広めるため発足した共同組合です。具体的な活動としては、都市部でのキャンペーンやパンフレットの配布、地元でもイベントを通して宇奈月温泉の良さをPRしたり宇奈月に来てもらう施策を行っています。特に今年は宇奈月温泉が開湯100周年を迎えた記念の年ということで、黒部峡谷鉄道のオープニングセレモニーや北陸新幹線でのイベント、6月には黒部市芸術創造センターセレネでの祝賀式典、室井滋さんのトークイベントなどイベントが目白押しなので、ぜひこの機会に宇奈月温泉を訪れてもらいたいですね。
開湯100周年事業のひとつとして昨年から制作を進めていた日本酒が5月末から販売されます。黒部市内にある酒蔵「銀盤酒造」さんと「皇国晴酒造」さんとコラボし、県内では初の試みとなる温泉水を使用した日本酒は、美肌の湯・美人の湯として知られる宇奈月温泉の「つべつべ」成分を身体の中でも感じてもらえる商品となっております。当初ラベルは統一する案がありましたが、それぞれの酒蔵の思いや造り手のプライドを尊重し、あえて別々のラベルを用意して個性を出しました。開湯100周年記念パーティーでの提供を皮切りに、各温泉旅館や県内での提供も順次始まる予定なので、たくさんの方に味わっていただきたいです。
2019年に黒部市で行われた「ももクロ春の一大事」の際、ももいろクローバーZのメンバーの皆様に当ホテルにご宿泊していただきました。それ以来、ファンの方々の間で「ももクロの聖地」として認知され、売店だったスペースをファンの方から寄贈されたももクロのグッズなどを鑑賞出来る場所にしたり、館内ところどころにももクロメンバーカラーを意識した配色がなされています。ももクロメンバーがご宿泊いただいた際は、テレビのイメージそのままにとても明るく気さくで、気遣いまでしっかり出来るアイドルだったので、これが多くのファンの方に支持される理由なのだと改めて感じました。
ホテル黒部はもちろん、宇奈月温泉自体がもっと全国全世界の人に行きたいと思われる場所になるよう、情報発信をし続けています。旅は美味しいものやいい景色を見た事だけが思い出になるのではなく、やはり旅先での思い出が後々印象に残ってリピートに繋がると思います。
先日の珠洲市地震の際、5年程前にご宿泊されたお客様から私の無事を確認するご連絡があり、その後お話を聞くと、私の宴会の際の挨拶がとても印象に残り思わず連絡を取った、と仰っておられたのがとても印象的でした。女将の仕事と聞くと、朝から晩まで休み無く働いているイメージを持たれがちですが、私はいろんなお客様との一期一会の出会いにとても充実感を感じ、どんなお客様にも対応出来るように常々アンテナを張り巡らせてこの仕事に取り組んでいます。これからも、1人でも多くの方に当ホテルにご宿泊いただき、宇奈月温泉の魅力を知ってもらえるように頑張っていきます。
新川アイドルプロジェクトのいつか、ゆわ、めい、まなの4人で訪問。
女将とともに恒例の記念撮影。