新川アイドルプロジェクトのメンバーが新川地域のキーパーソンに突撃インタビュー取材をする新企画。記念すべき第1回目は今年で3期目を迎えた朝日町の笹原町長に突撃!
表敬訪問を兼ねて笹原町長に朝日町の魅力などをインタビュー。
朝日町長 笹原 靖直さん
昭和29年10月16日生まれ。朝日町出身、会社員や町議1期を経て平成26年5月に初当選を果たし、現在3期目。趣味は庭いじり。
観光面では残雪の朝日岳と桜、チューリップ、菜の花が一度に観られるあさひ舟川「春の四重奏」やヒスイ海岸が有名です。また、山が好きな人には朝日岳や白馬岳のほか、日帰り出来る低山の散策も人気です。そのほか、約1万年前の縄文中期の生活跡である竪穴式住居がある不動堂遺跡や恐竜の化石、アンモナイトの発見などにより考古学が好きな人が必ずと言っていいほど訪れるスポットにもなりました。
名物でいうと、タラ汁やバタバタ茶も人気です。最近全国ネットのメディアに取り上げられて有名になったタラ汁ですが、もともとは漁師のまかない飯から始まった料理。地域に根付いた味として、家庭やドライブインなど提供される場所によって味が違うので、それぞれの味を楽しんでみるのもいいですね。後発酵の黒茶に分類されるバタバタ茶は、長年の研究で老化防止などに効果が期待出来るほか、ビタミンB12の成分があることが分かったとても素晴らしいお茶です。そのほか、商工会青年部が中心になって作ったマメレンジャーや朝日町が発祥のビーチボールなど魅力あるヒトやモノがいっぱいです。
私は県下一の子育て支援地域を目指して様々な取り組みを進め、平成28年の第5次総合計画を機にさらに踏み込んで日本一の地域にするための施策を作りました。高校生までの医療費無料化を県内で初めて実施し、小中学校の給食費も無償化しました。またオンライン授業とデジタル教科書も他の市町村に先がけて導入しました。大雪や入院、たとえコロナで学級閉鎖になってもタブレット端末を自宅に持ち帰って学習出来る、教育水準に関しては県内でも突出していると自負しています。
その他の施策として、医療体制の拡充も行いました。あさひ総合病院の医者と看護師を確保したことで結果的にコロナ禍での1回目、2回目のスムーズなワクチン接種に対応することができました。子どもから高齢者まで、地域医療の提供体制を守るため医療スタッフの働きやすい環境づくりもあわせて行ったので、とても雰囲気の良い病院と町民にも好評で、ほかの地域からもワクチン接種や来院される方がおられます。
今は現役世代が頑張っていますが、やはり今後の朝日町を支えてくれる若い世代の方々が輝ける街づくりをしていきたいです。そのために若い世代にバトンを渡すための政策や投資は惜しまないつもりでいますし、補助金や各種支援は今後も継続していきます。子どもを産み、育てやすい環境や若い世代の学びの場の創出はもちろんですが、一番大事なのは生まれ育った朝日町、富山県が良いところだと認識することです。都会に憧れることを否定しませんが、地元の良さに気付かずに県外に出る事はなんとなく悲しいですし、せっかくなら地元に根付いた生活をして欲しい。今年の4月に朝日町型保小中一貫教育の目玉として始めた「ふるさと科」もその一環で、郷土の歴史や自然を学ぶことで故郷朝日町に誇りと愛着を持ってくれる子どもが一人でも多くなるよう、ぜひ目的や目標をしっかり持って取り組んで欲しいです。
1期生のあやか、いつか、めい、ゆわの4人で表敬訪問。
町長室での恒例の記念撮影。※撮影のためマスクを外しています。